グローバル化社会になり、英語を使用する機会が増えていることから、子供を英会話教室に通わせている家庭が増えています。
教室に通う英会話もありますが、自宅で受講できるオンライン英会話も人気です。
子供に英会話を始めさせたいけど、「週何回レッスンを受講するのがいいの?」「週1回のレッスンで効果あるの?」と気になる方も多いでしょう。
この記事では、子供の英会話は週何回通わせるのが効果的かについて紹介します。
この記事でわかること
- 週1回でも英語は上達するのか
- 週1回60分と週3回20分でどちらが効果的か
- 週何回がベスト?
- ネイティブと日本人講師それぞれのメリット
目次
週1回でも英語は上達するの?
結論をズバリ申し上げると、週1回(1時間程度)の英会話教室に通うだけで、英語力が身について自由にコミュニケーションが取れるレベルになることはありません。
英語の習得には最低3000時間必要と言われていますが、週1時間では1年通っても48時間なので、口から英語がペラペラと出てくるようなレベルになるのは難しいです。
ですが、これはあくまでも週1時間の英会話教室以外、全く英語に触れない場合の話です。
これは、他の習い事でも同じです。
例えば、ピアノ教室などで週1回、30分ほどのレッスンで習ったことを、家で全く練習せずに翌週を迎える、というのを繰り返していてはなかなか上達しませんよね。
英会話教室で習う事は一部で、あとは自宅での練習がメインという考え方で自宅で復習したり、あるいはレッスンの頻度を増やせば、着実に英語力を身につけていくことができます。
週1回60分と週3回20分はどっちが効果的
子どもの英会話教室といえば、週1回60分の通学型のものが多いです。
ですが、週1回のレッスンで話せるようになるの?というのは不安ですよね。
オンライン英会話で人気の週3回コースとの違いや効果の差などを解説します。
通学型とオンライン英会話のレッスン時間比較
オンライン英会話はマンツーマンレッスンなので、3つのレッスン内容を比較してみました。
一般的な通い型の英会話教室は、1回60分できたとしても、グループレッスンなので、ひとりあたりの時間は圧倒的に少なくなります。
通い型のマンツーマン英会話で多い、1回のレッスン時間が40分でみると、みっちりできるけど、やはり短いです。
オンライン英会話で通い型の英会話教室と同じレッスン時間を確保するには週3回以上は必要です。
ですが、オンラインの場合は送り迎えもないので、無理なくできそうです。
英会話の上達には、時間も大事ですが、頻度を高めることはとても重要です。
実は、頻度と時間の両方に注目してみても、オンライン英会話が最適なことが良く分かります。
1回20分って短くない?
こんな疑問も保護者からよく聞きます。
ですが、実際、子どもの集中力は10~15分が限界です。
小学校入学前の幼児ならなおさらです。
これまでの調査でも、1回20分は「最初は短いかも?と思ったけど、やらせてみたらちょうどいい」という声が多くありました。
15分では短く、25分ではとても長く感じます。
1回60分のグループレッスンでも飽きないようにゲームをやったり、歌を歌ったりとカリキュラムを組んでいますが、1日で詰め込んで他の日に全く英語に触れないよりは、やはり小時間でも高頻度の方が効果が高いです。
オンライン英会話の20分のレッスンでも、例えば、最初の5分は挨拶、次の5分で単語カード、10分でイラストを使ったシチュエーショントークなど、飽きさせないようにコンテンツを切り分けています。
「楽しかった!もっとやりたい!」ぐらいで終わることが子どもの好奇心を刺激し、次のレッスンにつながります。
何よりも大事なのは子どものやる気ですね。
英会話の頻度は週何回がベスト?
「子供には小さい頃から英語に触れる機会をできるだけ増やすべき」といいますが、具体的にどれくらいの頻度で触れさせるのが効果的かを知っている方は少ないかと思います。
また「普段から英語に触れている子供と、初めて学ぶ子供では、受けるべき受講回数は変わるのか」と気になる方もいるでしょう。
ここからは、英会話レッスンのベストな受講頻度を英語レベル別に紹介します。
【英語初心者】英会話の受講頻度は週1〜2回がおすすめ!
英語初心者の子供に、高頻度で英会話のレッスンを受けさせると「英語に苦手意識を持ってしまうのではないか」と不安になりますよね。
英語に触れたことがない子供には、週に1回から2回程度の受講頻度をおすすめします。
実際に、英語に慣れてもらうという目的で英会話レッスンを受講するご家庭が多いです。
「子供が英語に慣れてきたな」「英会話を楽しそうに受けているな」と感じたら、徐々に受講頻度を増やしていきましょう。
また、事前に自宅などで単語や文法を覚えておけば、学んだことを英会話レッスンでアウトプットできます。
英語習得の近道はインプットとアウトプットの回数がカギです。
英語の学びをインプットする時間を子供と一緒に過ごしましょう。
【英語中級者】週2〜4回の英会話受講を目安に!
「既に英単語をある程度知っている」「挨拶や簡単な英会話ができる」という、簡単な英会話ができる英語中級者の子供には、週に2回から4回の受講頻度がおすすめです。
英会話のスキルが身についてくると、「英単語1つ1つをきちんと聞き取れない」「発音が上手にできない」など、苦手な部分が徐々に見えてきます。
この時期は英語に苦手意識を持ちやすいので、子供のモチベーションに合わせてレッスンの回数を調節する必要があります。
子供に、英語学習は楽しいという気持ちを思い出してもらうことが大切です。
子供は苦手な部分を克服すると「自分は英語を話せるんだ」という自信がつきます。
自信をつけさせるためにも、できるだけ英語学習を継続して、英語の苦手部分の克服に繋げましょう。
英単語やよく使われるフレーズ、文法などの勉強も同時に進めると効率よく英会話レッスンを受講できます。
子供が英語にも慣れて、英会話を楽しめるようになれば、受講頻度を高めて、より早く英語力をアップできる環境を作ってあげるのがおすすめです。
【英語上級者】週5〜7回の英会話がおすすめ!
スラスラと英会話ができるほどの英語力を持っている子供には週5回から7回、できるだけ毎日英会話レッスンを受講させることがおすすめです。
年齢に関係なく、英語に触れる時間が長ければ長いほど成長するスピードも速くなり、より正確な英語を習得できるからです。
基本的な英語の知識をすでにインプットしている上級者の子は、毎日レッスンを受講して、リスニング力とスピーキング力の向上を目指しましょう。
また、「L」と「R」の発音は、大人になってからの英語学習では聞き分けることが難しいと言われています。
ですが、幼い頃から英会話レッスンを受講していれば、英語の発音を聞き取れるリスニング力が身に付きます。
早いうちから多くの英語を聞かせることで、より高い学習効果を発揮することができます。
子供の英会話の頻度は高ければ高いほど効果的!
最初は全く英語が話せなかった子供も、英会話のレッスンをコツコツと重ねることで少しずつ英会話ができるようになります。
英会話の学習頻度が高ければ高いほど、効果的に英語力をアップできるので、吸収力が高い子供の頃から楽しくレッスンを受講させて英語力を高めましょう。
また、英会話を継続させるためには子供が楽しいと感じるような場づくりも大切です。
その点、オンライン英会話は、ゲーム感覚で受講できるなど、子供が楽しみながら学べるコンテンツを用意している教室もあるので、ご興味のある方はぜひ以下のサイトをご覧ください。
週1回の英会話レッスンは無意味なの?
前述したように、「週1回、1時間程度の英会話学習のみ」では英語を話せるようにはなりません。
ですが、それで“英会話レッスンは無意味”と結論づけてしまうのは、早計です。
生かす環境を作ることで、十分価値あるものにできます。
環境作りが上達のカギ
英会話スクールの週1回のレッスンを“どう生かす”がとても大切になります。
レッスン内容と自宅での英語学習が連動するような家庭学習の支援をしている英会話スクールを選ぶことで、週1回でも貴重な機会になります。
子どもは歌うことが大好きなので、レッスンで歌った英語ソングを自宅でもCDを聞いたり、次回レッスンでその英語ソングをみんなで歌ったり、レッスンで習った英語のフレーズを自宅でも実際の場面で使ってみる、など工夫次第で英語に触れる環境を自宅でも作れます。
子どもが楽しめれば、より効果的
例えば、大人は「りんご」と聞くと“apple”の英単語がでてきますが、幼児期に英語を習った子どもは、りんごの絵を見て“apple”と音声でイメージすることができます。
日本人の子どもは自然と日本語を覚えていきますが、幼少期に英語を習うことで同じように英語を覚えていくことが可能です。
レッスンで習った英単語“apple”を使って、自宅で親が「This is an apple.」とりんごを見せて、りんごを切り分け、食べる際に「It's yummy.(おいしいね)」と言えば、子どもの生活のなかで英語が生かされ、英語を楽しいと感じることができるかもしれません。
子どもが楽しく英語学習ができる環境を作ることができれば、より効果的になります。
子どもの英会話教室を比較するときは、どのような家庭学習支援を行っているのかも選ぶポイントのひとつとして重要です。
必要性に応じて、そういった点もしっかりチェックすることをオススメします。
ネイティブでも日本人でも、英語の発音は上達する
週1回の英会話教室を選ぶときは、なるべく家の近所で、毎月の費用も適価で、子どもが楽しく通える英語教室にしたいですね。
ひとつだけこだわるなら、子どもの英語指導に熱心で「教え方の上手な先生(英語が好き、楽しい)」という気持ちを高めてくれる先生がいるところがいいですね。
もちろん、【子どもの英語教育の効果的な指導法を知っている】ことが前提です。
ただ、ここで迷うのが、ネイティブの先生が良いのか、日本人の先生が良いのかという事です。
良い先生は、子どもが学びを継続できるような仕掛けをたくさん組んでいます。
小学校で英語の授業が始まり、英会話教室では学校で学ぶ以上の英語4技能(聞く・話す・読む・書く)の学びが期待されています。
ただ、子どもが話すときの発音に関して言うと、
- ネイティブの先生から習うとネイティブの発音になる
- 日本人の先生から習うと日本語発音になる
ということはありません。
発音は聞くだけではなく、練習が必要です。
先生の発音をまねするだけではうまくならず、いろんな音や文章を聞いて何度も練習しないと上達しません。
週1回の先生がネイティブであろうと日本人の先生であろうと、それだけで発音が変わることはありません。
子どもでも、何度も練習しないとうまくならないからです。
では、それぞれの先生の特徴を見ていきましょう。
英語をネイティブの先生に習うメリットとデメリット
ネイティブの先生に接すると、子どもが世界に目を向けるキッカケになります。
例えば、子どもがオーストラリア出身の先生と出会うと、オーストラリアにとても興味を持ちますし、ニュージーランド出身の先生に出会うと、ニュージーランドを地球儀で調べ始める子もいます。
ネイティブの先生は教室に外国の文化を運んでくれたり、レッスンの明るい雰囲気作りもとても上手です。
そして子どもが自然なやりとりの中で、いろいろな表現をナチュラルな英語でたくさん聞くことができます。
一方、英会話教室で働くネイティブの先生は入れ替わりが激しく、1年間で何度も先生が変ることがあります。
子どもも先生が変わるたびにストレスを感じて、慣れるまでに時間がかかります。
また、ネイティブの先生に長く英会話を習っているのに英語の力がついていないという親からのクレームもあります。
ネイティブの先生といっても資格を持った教師じゃない人もいるので、そのような先生に習ってもなかなか英語力は伸びません。
先生について、見極めることが必要です。
月謝はネイティブと言うだけで特徴があるので、少し高めに設定されています。
英語を日本人の先生に習うメリットとデメリット
最近はネイティブ並みの発音力がある日本人の先生も多くなってきました。
ですが、それでも子どもにはネイティブな英語を聞かせたいという理由から、多くの音声教材が利用されています。
学校教育で小学3年生から週1回英語を学んでいますので、英語教室に通うと子どもにとっては週2回英語を学ぶ機会があります。
日本人の先生は学校での英語教育の内容もよく知っているので、子どもの学びも考慮しながら英語教育をしてくれます。
子どもの英語教育に関わる日本人の先生の英語力は英検準1~2級レベルで、英文法、構文をしっかり理解できるまで教えてくれます。
ただし、日本人の先生には英語力(特に発音)の差があります。
オールイングリッシュでレッスンを進めている先生でも、ネイティブの先生のようにナチュラルな英語をシャワーのようにたくさん聞かせることは難しいです。
子どもの気持ちを態度や言葉から汲み取ることができるのは、日本人講師の大きなメリットです。
教室内外で起きたトラブルにもすぐに対応できます。
ネイティブが教える英語教室に日本人の先生が必ずいるのもこの理由です。
平均的な月謝は6000円~7000円です。
まとめ
この記事の結論
- 週1回の英会話レッスンだけでは英語を話せるようにはならない
- 60分×週1回より20分×週3回の方が効果的
- 1回20分のレッスンは子供が集中できる時間設定
- 英語が上達するほどレッスン回数を増やすべき
- 週1回の英会話レッスンは英語に興味を持たせるキッカケになる
- ネイティブと日本人講師にはそれぞれメリット・デメリットがある
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この記事では、週1回の英会話レッスンでも効果があるのか等について解説しました。
通学型の英会話教室とオンライン英会話教室には、それぞれメリット・デメリットがあります。
ただ、英語に触れる頻度を増やしたいということになると、オンライン英会話の方が金額的にも現実的かと思います。
オンライン英会話でもネイティブの教室は、やはり少し高い金額設定になっています。
より高みを目指すならネイティブ、英語に慣れさせる目的ならバイリンガル、と使い分けてもいいでしょう。
バイリンガル講師のいる教室でオススメなのは、【GLOBAL CROWN】グローバルクラウンです。
講師の質が高いので、英語に興味を持たせるのも、得意にするのも、どちらも両立できます。
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