- 子供に自宅で英語教材を買って英語学習を始めさせたけど、いつの間にか使わない……。
- お金の無駄になってしまったな……。
- もう英語を習わせるのは難しいかな……。
「続けると成果になる」という、「継続は力なり」という有名な格言がありますよね。
ですが、「継続する」ことは簡単ではありませんよね。
幼児期であれば尚更です。
幼児期の興味関心は移りやすく、長続きしにくいものです。
ですが、英語を習得するためには「継続する」ことが必要不可欠です。
「英語の教材買ったけど、教える暇がない……」
「英語教材に子供が飽きてしまった‥…」
という経験をお持ちの保護者の方も少なくありません。
- 仕事が忙しくてDVD見せる時間がない……。
- 他の習い事の時間に追われて……。
- 子供も最初は見るけど10分もすれば飽きて見ない……。
- 子供には英語を話せるようになって欲しいけど……。
じつは私の子供も、英語教材を買ったけど結局続けれなかった経験があります。
そんな私が、子供が6年間英語学習を続けれている方法を紹介していきます。
日常の環境を少し変えるだけで、英語の学習を無理なく続けていくことが出来るようになるので参考になるかと思います。
後半には英語習得の近道についても紹介してます!
目次
子供の英語が自宅で続かない理由
まず始めに、子供の英語教育が自宅で続かない理由を考えてみましょう。
ついつい自宅での英語学習が後回しになってしまう大きな要因はこちら。
- 効果への確信がなく、継続への強い意志がもてない ⇒効果のある英語学習法がわからない
- 子供が英語に興味を持っていない(英語を嫌がる)⇒学習内容がお子さんに合っていないのかもしれない
- 親御さんがつい後回しにしてしまう ⇒方法や環境が困難になってる
これらの要因は、大きくいうと2つに分ける事で解決することができます。
- 学習する内容
- 環境の作り方
それぞれの内容・方法を解説していくので、ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
子供の英語が続かないを解決する方法
それでは、早速、子供の英語学習が自宅で続けるためのポイントを紹介していきます。
ポイント
- 学習する内容
- 環境の作り方
学習する内容を確認しよう
【学習内容】を確認して、先ほどの悩みを解決してみましょう。
- 効果への確信がなく、継続への強い意志がもてない
- 子供が英語に興味を持っていない(英語を嫌がる)
子供の発達段階の特徴
英語学習は「4技能(聞く・話す・読む・書く)をバランス良く育てることが大切」という話を聞いたことがあるかもしれません。
ですが、幼児期の脳の発育を考えると「聞く・話す」ことに重点を置く方が有効的です。
幼児期の脳は右脳が優位的に発達し、その後左脳が発達していきます。
右脳:音、イメージ、映像、言語の全体像をとらえる。(芸術脳)
左脳:記憶を組み立てて物事をとらえる。(数学脳)
幼児期に英語の音をたくさん聞かせ、マネして発話をすることで、自然に英語耳が育ちます。
口腔内、あごは英語が使える形を維持します。(年齢とともに日本語使用になる)
視覚と聴覚を一致させて(リンゴの絵=apple)理解していくことで、英語脳が育ちます。(英語を英語のまま理解する能力)
この時期は特に「聞く・話す」力を伸ばしてあげてください。
「読み・書き」は子供の成長に応じて少しずつ増やしていく方が良いでしょう。
6歳頃には手先が器用になり、書くことが段々うまくなります。
子供の成長に合わせて英語学習を進めると良いでしょう。
特に効果的なのは【聞く事】
英語学習を進める時、英語力を付けるために効率的な順番があります。
理想的な学習の進め方はこちら。
優先順位
- 英語を聞きこむ
- 英語をマネして話す
- 英語を自分で読む・書く
これは、日本人が日本語を覚える時と同じ順番です。
知識を詰め込むのではなく、スピーキング力も身に付けられます。
特に【英語を聞きこむ】工程がとても大切です。
頭の中に英語が入っていなければ、出てくるものもありませんよね。
アウトプットができないんです。
さらに、日常会話レベルに到達するために必要だと言われているインプット量が、3000時間以上です。
これは、公立の小・中・高校で学べる時間(1000時間)の倍の量に当たります。
相当な時間を個人で確保していかなければ追いつきません。
ですが逆に言うと、この3000時間のインプットを確保できれば、英語を話すための準備がもう出来ているということです。
英語を口ずさめる段階になっており、後はリアルなシチュエーションで使う練習をすれば話せるようになります。
この頃には、お子さんも英語に対して前向きになっているはずです。
まだ結果が見えていなくても、大切な積み上げ期ですので【英語を聞く】を進めていきましょう。
子供の興味関心
3歳と6歳では興味・関心を持つものが全く異なります。
3歳は音楽に合わせて「歌って踊る」が大好きです。
身体を動かして英語のリズムをとり、身体全体で英語を吸収していきます。
一方、6歳になると「歌って踊る」より「ゲームやクイズ」といった遊びを好むようになります。
ですので、ゲーム性のある学習方法のほうが、継続しやすくなります。
子供の興味関心の延長に英語学習を取り入れると良いでしょう。
英語を嫌がる子供にも
【聞く】は効果的
子どもが英語を嫌がる場合も、【英語を聞く】が効果的です。
まずは「アルファベットを覚える・書く練習から!」と思われる方も多いのですが、英語に興味を持っていない段階で「読み書き」を学んでも、子供は退屈で英語を嫌がる原因になります。
英語を受身で学べる【聞く】という方法で、負担を減らすことができます。
英語を聞く方法として具体的には、英語を音から学ぶために、DVD・CD・YouTubeなどがあります。
特に「お子さんの興味のある事×英語」動画を利用するのが、効果的です。
環境の作り方
英語学習の【環境の作り方】について解説します。
環境を一工夫することで、英語学習が続かない悩みの最後の1つを解決していきましょう。
英語学習が続かない要因
親御さんが後回しにしてしまう
この【環境作り】は、英語学習に効果的である【英語を聞く】に絞って、紹介していきます。
英語を聞くための環境作りのコツはとてもシンプル!
コツ
すぐ聞ける状態を作っておく
どんなにシンプルな行動でも、つい面倒な「ひと手間」があると後回しになってしまうものです。
「何流すか考えるのが面倒…」
「PC立ち上げるのが面倒…」
「DVDプレイヤーにDVD入れるのが面倒」
親御さんも、家事・育児・仕事などで忙しくて面倒に思うこともありますよね。
ですが、お子さんが聞く姿勢になってくれやすいタイミングを逃してしまい勿体ない原因にもなってしまいます。
「まぁ、今はいっか…」
この気持ちを芽生えさせる時間を与えない環境を作っていきましょう。
何を流すか考えるのが面倒なら
英語教材を使おう
いちいち考えずすぐ取り組みたい方は、子供向けに作られた英語教材を利用しましょう。
毎回YouTubeだと、検索するのが面倒になっていつの間にか辞めていた……なんてことになりがちです。
英語教材と言っても様々なものがありますが、必ずインプット(聞く)を重視した教材を選びましょう。
おもちゃがたくさんある物、手を動かして学習をすすめる物もダメではありませんが、インプットするための教材が少ない傾向にあります。
何度もお伝えしますが、効果的な学習方法は「聞く」です。
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自宅で出来て、送迎も無いので、楽にネイティブの英語を聞くことが出来ます。
また、教室によっては、ゲーム感覚でレッスンを受けれたりと、楽しみながら英語学習を進めることも可能です。
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子供が英語を話す場を設けよう
前述したように、語学の習得には時間がかかります。
楽しんで学習できないこともあると思います。
学習を継続するのが難しいと思うこともあるかも知れません。
そんなときは、知識をアウトプットする場を設けてあげましょう。
英語を使ってコミュニケーションがとれるという体験が、英語を学ぶ「動機付け」になります。
一方通行ではなく、双方でコミュニケーションが取れる場が理想です。
「英語を話す人と、話す」という実践の場を増やしていきましょう。
これが習慣になれば、英語の回路が育ちます。
英語が伝わる喜びで「もっと話したい」と思ってくれるようになるでしょう。
保護者の方もどんどん英語で語りかけてください。
日常の動作を英語にしてみると楽しいかもしれません。
“Wash your hands!” (手を洗ってね)
“Brush your teeth!” (歯を磨いてね)
“Take a bath right now!”(早くお風呂に入って) etc..
小学生になる頃には英検やGTECなど受験して、知識をアウトプットすることもモチベーションになるでしょう。
活躍できる場を定期的に設けてあげましょう。
英語習得の近道は?
幼児期の英語学習を継続させるコツをお伝えしてきましたが、幼児期を過ぎると、保護者からの自立の時期へと向かいます。
自ら英語を学習する環境があることが必須となります。
そのためには、継続できるツールがあることが望ましいでしょう。
例えば、
- 幼児期からその先の未来まで「継続して取り組める」一貫したカリキュラムのある教材
- 第二言語教育の専門家による、監修のある教材
- 子供英語教育の専門家による英会話指導
- 毎日続けられる環境
などが挙げられます。
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語学を獲得するには適した年齢があります。
言語能力の発達過程において、7歳を過ぎると自然に獲得することが段々難しくなると言われています。(この時期を臨界期といいます)
臨界期前の「幼児期」にたっぷりと英語に触れる環境があるかないかで、その後の人生に大きく影響します。
その環境を作ってあげられるのは保護者である、あなただけです。
子供たちの未来のために、英語学習を一緒に続けて欲しいと思います。
まとめ
幼児期の英語学習を続けるコツとして
- 子供の発達段階の特徴と、興味関心に寄り添う
- 日常で英語を学ぶ環境作り
- 子供が英語を話す場を設けよう
の3点をお伝えしました。
最初は上手くいかないこともあると思います。
そんなときは「英語を使ってただ楽しむ」だけでも十分です。
なによりも毎日続けることが大切です。
一緒に頑張りましょう。
続けることができた先に、どんな未来が待っているのか楽しみですね。