子どものいる家庭の多くが習い事をさせています。
ですが、習い事をさせるにはクリアしなければならないハードルがあります。
一つは金銭面。
もう一つが、子供の送迎です。
平日の習い事をやらせようと思うなら、その時間に親が家にいなければなりません。
ワンオペ育児の場合、専業主婦の方でないと習い事をさせるのは、かなり難しいです。
そこで、ワンオペ育児の家庭がどのようにして習い事をさせているか解説します。
目次
平日行くなら何時まで?
一回の習い事は、50分~60分が一般的です。
往復の送迎や準備に+45分程度かかると考えると、習い事には、合計2時間程度の時間が必要です。
最低でも6時までの回がいい
遅くとも、6時までの回をお勧めします。
6時の回の習い事をするには、遅くとも5時半には帰宅する必要があります。
そして、習い事が終わって帰宅すると午後7時半です。
そこから、夕飯→お風呂で、なんとか9時半に寝れるという感じです。
ワンオペ育児の場合、「夕飯をいつ作るか」という問題も出てきます。
専業主婦の方であれば、習い事までにご飯を作ることができます。
また、家と習い事の場所が近ければ、送ったあとに夕飯を作って、迎えに行くという方法で乗り切っている人もいます。
子どもの寝る時間を考えても、平日は遅くとも6時の回が最終でしょう。
ベストは4時台
夕飯の準備や、子どもの寝る時間を考えるとベストは4時台です。
実際、ほとんどの習い事でこの時間帯に人が集中しています。
一日の流れとしては、学校から帰宅してすぐに送るか、保育園に迎えに行ってそのまま送るなどです。
4時台であれば、帰宅しても6時くらいなので、帰宅後に夕飯の準備を始めれます。
ですが、4時台に習い事をするには、3時には自宅にいる必要があるので、やはり専業主婦の方しか難しいでしょう。
思い切って夕食後
我が家の場合は、思い切って平日に7時から習い事をさせています。
この場合、5時に親が帰ってきてからご飯を作り、6時に食べさせてから送り届けます。
帰宅後は、お風呂に入って寝るだけなので、9時半までには寝ることができます。
夜遅いので、送迎が必要ですが、ワンオペ育児で共働きの場合でも対応可能です。
みんなどうしてる?
ワンオペ育児の習い事
では、ワンオペ育児の家庭がどのようにして習い事をしているか見ていきましょう。
専業主婦は平日の夕方も可能
専業主婦または育児休業などで母親が仕事をしていない家庭は、ほとんどが平日の夕方を選んでいます。
子どもが学校や幼稚園から帰ってきたら習い事に送り届けて、夕飯はいつも通りの時間に食べることができます。
小学生の場合は、宿題をする時間が短くはなりますが、やり切れない量ではありません。
また、学童に通っている場合は、ほとんどが学童で宿題を終わらせて帰ってくるので問題ありません。
ほかには、旦那さんが平日に休みの場合、その曜日を狙って習い事に行かせるケースもあります。
この場合、家事と習い事の分担ができるのでママへの負担もありません。
土日にする
ワンオペ育児で平日の習い事は、負担がとても大きくなります。
ですので、土日に習い事をするケースも多くあります。
土日であれば時間の余裕もあり、パパに送迎を頼むことも可能です。
デメリットは、土日の予定が埋まってしまうので、家族でのお出かけなどの予定が立てづらくなることです。
土日で旅行に行きたい場合などは、習い事を休まないといけません。
スクールバスを活用
プールや体操教室などは、スクールバスを利用できるところもあります。
スクールバスであれば送迎が不要ですので、親がその時間に家にいなくても大丈夫です。
また、送迎や習い事の場所で待っている時間も削減できるので、その間に夕食の準備ができます。
スクールバスは小学生から利用できますが、うまく活用すればワンオペ育児の強い味方になってくれます。
祖父母に頼む
近所に、祖父母が住んでいる場合、思い切って習い事の送迎を頼んでみましょう。
実際、習い事をしている人の一定数は祖父や祖母が送迎をしています。
保育園の送迎も同じように祖父母がしているでしょう。
これであれば、ワンオペ育児でもママの負担がなく習い事をすることが可能です。
祖父母にとっても、孫の頑張っている姿を見れるのはうれしいことです。
我が家の祖父も、
- 「今日は◯◯ができるようになった」
- 「できなくても諦めずにがんばっていた」
と習い事の様子を教えてくれます。
習い事の送迎を頼むことに、抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、ワンオペ育児でつらい状況であれば、親もきっと助けてくれますよ。
習い事の見方を変えよう
子どものいる家庭は、当たり前のように習い事をさせるものだと思っている人が多くいます。
ですが、
何をどのくらいさせるべきか誰も正解は持っておらず、周りの雰囲気に流されてしまっているだけであることも少なくありません。
やらせすぎはデメリットもある
私の子どもの同級生に、1週間のうち5日以上習い事をしている子がいます。
ですが、子どもが習い事に追われて疲れてしまっています。
友だちと遊ぶ時間がなく、不満やさみしさを感じることもあるでしょう。
習い事をやらせすぎると起きるもう一つのデメリットは、自由な時間がなくなることです。
自由な時間がないと、子どもは自分の頭で考える機会がなくなってしまいます。
習い事は、基本的に受け身のものばかりです。
先生やコーチから与えられた課題をこなしていくばかりで、自分で課題を見つけたり何かを作り出したりすることはありません。
創造力は、一人でいる時に育つものです。
いい習い事があったとしても、やらせ過ぎるのではなく、ゆとりをもって習い事をさせる方が、子どもにも親にも良いでしょう。
親も習い事に関心を持つ
ワンオペ育児で大変な中でも、何か楽しいことを見つけると気持ちが軽くなります。
習い事をただの送迎と捉えてしまえば、面倒でいやな時間になります。
ですが、子どものがんばりや成長が見られる機会と考えると、これほど子どもの様子を直に見られることはありません。
参観している親の中には、子どものことを見ずにスマホを見たり、ママ友とずっと話したりしている親もいます。
ですが、せっかくの機会ですので、親も興味をもつことで、親子ともに有意義な時間になります。
家庭でも、習い事の話しに花が咲きますよ。
習い事もワンオペにしない
残念ながら育児にまったく関わろうとしないパパもいます。
ですが、習い事は基本的に送迎だけで、何か技術がいるわけでもありません。
と決めつけるのではなく、まずは習い事からでもワンオペ育児を変えていきましょう。
実際、パパが送迎をしているケースもよく見ますし、運動系の習い事ならパパがハマるケースもあります。
自宅でできることもある
子どもに何かを身につけさせる=習い事
ではありません。
自宅にいながらも子どもの能力を伸ばせることは案外たくさんあります。
例えば、運動系であれば体操教室にいかなくても、毎日自宅で運動玩具で遊ぶだけでさまざまな能力を伸ばすことができます。
実際、我が家では鉄棒やトランポリンで運動神経を伸ばすことができました。
他にも、自宅でできる学習系のオンライン教室もあります。
送迎がなく、時間も自由に選択できたりするので、ママの自由時間を作りやすいのもメリットの1つです。
ワンオペ育児の習い事まとめ
ワンオペ育児の場合、習い事の送迎が大きな問題となります。
時間をうまく調整して家事と両立しなければなりません。
さらに、仕事をしていると平日の送迎はかなり困難な状況になるかもしれません。
ですが、家庭内でうまくやりくりができれば、時間の使い方がとても有意義になります。
習い事のあり方を見直しながら、家庭内でよく話し合って誰もが笑顔になれるようにしていきましょう。
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